サンタとツリーのクリスマスカード

冬の夜のクラフト

昔は当たり前だった手書きの手紙も今は希少価値。「手」がつくモノ、手書き、手描き、手作り、をいただくと、特別な質量があるように感じます。 ところで、日の暮れが早くなるこの季節になると、不思議と何かを作りたくなります。冬に向けて薪を割ったり、暖かいセーターを編んだり、保存食を作ったりと、人々が遥か昔から続けてきた冬支度の記憶が、そんな気持ちにさせるのかもしれません。 さて、今年は、エンピツ、ガーゼ、わたを使った手作り道具で雪を描き、皆さんと一緒にサンタとツリーのクリスマスカードを作リたいと思います。カードを贈った方にも、きっと喜んでもらえるはずです。
このストーリーを書いた人
長谷川朝子(REZA ART DESIGN)
必要なもの

写真1

必要なもの

(写真1参照)
・厚めのA4色紙…赤、紺(カラーケント、キャンソンミタントなど)
・輪ゴム…2個
・3cm角くらいのガーゼ…1枚
・5cm角くらいのガーゼ…1枚(ツリーは5cm角のみ)
・わた…適量
・エンピツ
・カッターかハサミ
・定規
・白の絵具
*ツリーに貼る好きなシール
*両面テープかのり

作り方

  1. 雪を描く道具「雪ポンポン」を作ります。エンピツのおしりに、わた、ガーゼ、輪ゴムで大小のてるてる坊主を作ります。(写真2参照)
    写真2
    写真2
  2. 紙を図のように切り、折り、エンピツで下書きします。星の先端と帽子の先端の位置は図面にならってください。紙の裏表を見比べて、表面に凹凸のある方を表に使うと質感に表情が出ます。
    図A
    図A
  3. 写真3のようにサンタとツリーの輪郭線を切ります。折り目の底辺部分は切りません。
    写真3
    写真3
  4. 写真4のように下に紙を敷き、「雪ポンポン」に絵の具をつけて雪を描きます。ひと押ししたら、次の雪では少し「雪ポンポン」を回して握り直し、またひと押し。そうすることで、ひと押しごとに、雪の表情が少し変わります。切り落とした紙で始める前に練習してみてください。
    写真4
    写真4
  5. 【4】の工程の絵の具が乾いたら、次にツリーの星とサンタを描きます。サンタの帽子と顔の境界線、星とツリーの境界線は、いらない紙を利用して、マスキングしましょう。サンタの服には小さな「雪ポンポン」を使いましょう。(写真5、6参照)
    写真5
    写真5
    写真6
    写真6
  6. ツリーには好きなシールを貼り、(私はラベルシール直径9mmの金色のドットを使いました。)エンピツなどで、サンタの顔を描きましょう。最後にいらないエンピツ線を消しゴムで消しましょう。
    写真7
    写真7
  7. 封筒に入れる時は写真7のように折りたたみ、裏は、写真8のように星とまるの先端を両面テープで止めましょう。中には、メッセージを忘れずに。(写真の封筒は洋形2号162×114)
    写真8
    写真8

私は、クリスマスに木の知育楽器「リズミックベビー」と、この手作りカードを友人と友人の子供に贈ろうと思っています。「リズミックスベビー」のストーリーはまたの機会にお話します。

それでは、クリスマスを思ってやさしい冬の夜をお過ごしください。

公開日:
クレジット
長谷川朝子(REZA ART DESIGN)