職人の手作業が生み出す楽器のリアル感

ディテールの秘密は墨入れ仕上げ

今でも職人の手で加工、仕上げをされている楽器ブローチ&キーホルダー。リアリティある楽器のディテールが完成するまでのこだわりの紹介です。
東東京の職人の手で加工、仕上げ

東東京の職人の手で加工、仕上げ

MUSIC FOR LIVINGの楽器ブローチ&キーホルダーは、ものづくりの街、東東京の職人が今でもひとつひとつ職人の手で加工、仕上げをされています。

スタンダードブローチ、オールミュージックキーホルダーなどが現在のラインアップですが、製造をスタートした50年の間に種類が増えて全25種類の楽器になりました。

今回は、今も職人の手で加工、仕上げをされているこだわりをご紹介させていただきます。

フレクション加工

フレクション加工

強い力で真鍮材を型で押し付け、型に刻まれた模様を金属に転写する加工方法です。

このとき、フレクションプレス機という独特の機械を使用するため、一般にフレクションの名前で呼ばれています。最初のモールドで真鍮素材にディテールをプレスし、そのあとでアウトラインを別のモールドでプレスして抜き取撮ります。

そのあとで製品は磨かれて鍍金加工を施します。

墨入れ仕上げ

墨入れ仕上げ

複雑なディテールの楽器をしっかり見せるために墨入れ加工の一手間を仕上げに加えます。
墨と呼ばれるインクを表面に湿布してから一つ一つ布で拭き取ります。
隙間に墨が残りモールド(型)の明暗がはっきりして楽器に深みが増します。

職人さんの手作業のために墨の残り方には個体差が出ますが、手仕上げのニュアンスをが残るこの仕上げは50年東京の下町で続けられています。

職人わざが今も

職人わざが今も

これらの工程を経てリアリティある楽器のディテールが完成して製品化されます。

ものづくりの街、東東京の職人の手作業がこだわりの製品を生み出しています。

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Music Style / NAKANO